フルオーダーのぼり旗 ご注文から制作の流れ

今日はフルオーダー注文の流れを紹介します。 基本的には以下の流れになります。 1.ホームページやFAXでご注文 2.デザインのラフ案を提出(メールまたは郵送) 3.OKをいただいてから印刷の工程へ(修正があれば2へ戻る) 4.商品の発送(OKをいただいてから4〜7営業日後) オートガラス(株)島根様よりご注文いただいた事例を紹介いたします。 1.ご注文時にイメージを伝えていただきました。以下、お客様からのオーダーです。 今回は自動車のボデーコーティングでデザインお願いします。 カラーは原色がイメージとしてあります。そして自動車の写真(雨に弾いてる感じ)もあったらいいのかな。言葉・文句は「ボデーコーティング」「磨く」「輝く」など。横文字(ローマ字)での表現は欲しい。だいたいのイメージで書いてみました。 そちらのセンスにお任せです。 2.デザインのラフ案を提出しました。ちなみにデザインの担当は私です。 「ボデー」を「ボディ」にしました。また「原色」とあったので 色違いでバリエーションを出しました。2回目のご注文でしたので初回に制作した デザインと揃えたものも提案しました。 ※「イラスト・写真」の追加はオプションとなっております。 3.デザイン案のOKをいただきました。 選んでいただいたのは「B_02」案。今回は修正が無かったので印刷の工程に進みます。 4.商品完成後、発送いたします。 検品中に撮影した写真が下です。写真も実物とは違うので何ともいえませんが ラフ案とは微妙に色が違います。テトロンポンジは光が透けるので、色が薄く感じることもあると思います。 ご参考になりましたか? フルオーダーのご注文はコチラからお願いします。  

4.そもそも、お客さまは何にも見ていない。

デザイナーが陥りがちなミスのひとつに細部だけに目がいってしまいトンチンカンな自己満足なモノを制作してしまうことがあげられます。 かっこいいものを作りたいのが性分なので仕方のない部分もありますがそもそも「何のため」に作るのかを明確にしておかないとこういうことが起こります。 またデザイナーだけでなく発注する側もアピールポイントを真剣に考えすぎるあまり、全く効果がでないものを要求してしまうことがあります。 そもそも、道行くひとは「何にも見ちゃいない」し「見ようとしていない」んです。 あなただってそうですよね。街を歩いているときに「ああ、こののぼり旗はこんな文字が書かれていて…。えっ”激ウマ”なんだぁ。ふむふむ」なんてやらないですよね。そもそも記憶にすら残っていないのではないでしょうか。 仮に記憶に残っていても「入りたいなぁ」と思ったでしょうか。 それなのに「せっかくだから、これもあれも盛り込もう!」とバラバラなデザインの、のぼり旗を複数本立てたり「激安!」「日本一!うまい」とか明確な根拠のない自賛をしてしまうのです。 上記の「アピールポイントが多すぎる」ことと「根拠の乏しい自画自賛」はのぼり旗に関するインターネットでのアンケートによるとなんと【入る気がしないお店の特徴】の上位にランクされる項目なのです。悲惨です。よかれと思ってやっていることなのに…。 ではどうすればいいのか。それはあふれる情報の洪水の中で、印象を残したいのなら、的を絞ったメッセージを繰り返し、わかりやすく伝える必要があるのです。 何回も同じメッセージを発信することでやっと「そんなに言うのならよほど自信があるのだろう」と解釈して行動してくれるのです。 具体的にいうと同じデザインの、のぼり旗を連続して掲げるのです。 特定の商品やサービスだけをアピールするのはもったいないとお思いでしょうが、ぜひテストしてみてください。その方が、アピールした商品だけでなく【総売上】が上がるというデータがあるのです。 目的はお客さまが、のぼり旗の最大の費用対効果をあげることです。ぜひ半年後に、より利益が残るやり方を見つけて欲しいと思っています。 ただし【ありきたり】のデザインだけはダメですよ。脳は無意識のうちに【ありきたり】=【ありきたりのサービス】と判断します。確かめてもいないのに…。さらに【ありきたり】なモノを脳は自動的に無視をするようにも出来ています。

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