2.デザイナーを使うことが初めての方に

2013年09月9日

グラフィックデザイナーと仕事をしたことがある人はそんなに多くないかもしれません。

その理由のひとつに独自の先入観念があるからかもしれません。

例えば「訳のわからないカタカナ英語ばかり使う」とか

あなたの意図を汲まず「趣味の世界をばかりを押し付ける」とか…。

「そもそもちゃんとしたデザイン事務所は値段が折り合わないだろう」とか。

けっこう当たってます(笑)

ただ、それは2流のデザイナーに多いんですね。(失礼ないい方ですが)

そしてその逆で、なんでも言いなりになりすぎる、

また制作能力が乏しい3流のデザイナーもこの業界には多いのです。

それからお金の問題とのぼり旗だけの受注は極めて高い壁だと言えます。

のぼり旗に限らず、どんな仕事でも共通しているのですが

経験を積んでくると打ち合わせの段階ですでに「これはいい仕事が出来そうだ」

ということが勘でわかってきます。

ともあれ私が仕事上で最高の成果を出せた(自己評価ですが)ときに

以下のような共通点がありました。

1.目的がハッキリしている人

──これを売りたい、こういう風に思われたいが明確。

2.誰に訴えたいかビジョンがハッキリしている人

──20〜30代のOLに伝えたいなど対象が明確、具体的。

3.情報を惜しみなく提供出来る人

──掲示場所が国道沿いか街中か。

店の外観写真やホームページのURLを送るなど。

4.こだわりが強すぎない人

──細部にわたり自分の手足としてデザイナーを使ってしまう人は不向きです。

これは結果、素人が制作したものと同じになっていくのでデザインのレベルが上がらないです。(辛辣ですが事実です)

最初から人を使わない方がお互いに幸せです。

5.決裁権を持っている人、もしくは直通な人

──これはかなり重要な項目です。大きな会社ほど“伝言ゲーム”によって表現がブレてしまいます。

ただし、たとえビジョンが明確でなくても親切なデザイナーならお客さまが意識してない

方向性をも具体的に抽き出していくので心配する必要はありません。

とにかくテストしてみようという感じで、ちょっとだけ情報を与えて気軽に任せた方が

評判がいいものになることが多いです。

それからオーダーはしないで既製品のデザインから選ぶ方がテストとしては適当だと思います。

何よりお客さまにとって割安ですから。

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