ビットマップ画像とベクターデータについて

フルオーダーのぼり旗を制作する際、お客さまからデータを頂く事がございます。 そのデータにはビットマップ画像とベクターデータ(ベクトルデータ)という2種類の形式があるので、その説明をいたします。 1. ビットマップ画像とベクターデータの違い ビットマップ画像とは、ピクセルという1つの画素(1色の情報を持つ)が何千、何万と集まって構成されている画像を言います。 なので、ビットマップ画像は拡大していくと、ピクセルが見えてきてモザイクのように見えます。 bmp/jpg/gif/pngは、すべてビットマップ画像に含まれます。 (ソフトの例:Photoshop) ビットマップ画像の事例としては、 1. デジタルカメラの写真画像 2. Web上のロゴ、イラスト、画像 3. スキャナーで読み込んだ画像 ※写真をのぼり旗に入れる場合は原寸サイズで100dpi以上の解像度が必要です。 一方ベクターデータは、直線や曲線で構成されたデータです。 直線や曲線のデータの集まりなので、画像を拡大してもビットマップのようにギザギザにはならず、なめらかな線で画像を表現できます。 (ソフトの例:Illustrator) ベクターデータの事例は、 1. ドロー系ソフトで作成したデータ 2. ロゴ会社の作成したロゴの原本 簡単に言うと拡大・縮小に対してビットマップ画像は【適していない】ベクターデータは【適応している】ため、輪郭をはっきりさせたいロゴマーク等はベクターデータを頂けるときれいなデザインをいかすことが出来ます。 2. ベクターデータのメリットについて ベクターデータは直線や曲線から構成されたデータとご紹介しましたが正確にはアンカーと呼ばれる座標点を複数作りアンカー同士を繋いだり、線で囲まれた部分を塗りつぶしたりして画像として表示しています。 なので、ジャギと呼ばれるギザギザが出来ずはっきりとした輪郭を保つことが出来ます。 ベクターデータのメリットは 1. 画像の色が変えられる事 2. データサイズが小さい事 1. 画像の色が変えられる ベクターデータは線で囲まれた部分を塗りつぶすことが出来ます。 それにより、線で囲まれた部分の色を変えることが出来ます。 2. データサイズが小さい ビットマップ画像の場合はドット一つごとを保存しているため画像データとして大きなサイズになってしまいます。 対して、ベクター画像は点と線で構成されているためデータサイズが小さい物となります。 3. ベクターデータが用意出来ない場合 ここまで読まれてロゴを入れるにはベクターデータが無ければ 出来ないと思われたかも知れませんが、ビットマップ画像でもロゴを入れることは出来ます。 それは、ビットマップ画像をベクターデータに変換する【トレース】という方法です。 ビットマップ画像だけどロゴを入れたい場合は当店でトレースさせていただいております。 しかし、トレース作業は全て【手作業】ですので 1. 時間がかかる 2. 完全に同じカタチにはならない 3. 完全に同じ色にはならない ことをご了承ください。 トレース代金(1点につき5,000円:税別) 背景が複雑な場合はトレースできなかったり、 例えば、看板のロゴをカメラで撮影したものなどは、少し斜めになったり 「歪んだ」ベクターデータになってしまいます。 なので、出来る限りトレースする画像は高解像度かつトレースする部分が見やすいデータが望ましいです。 例えば、名刺にロゴが入っているが、ベクターデータを持っていない場合は スキャナで読み込んだ画像をメール送って頂くか、名刺そのものを送っていただけるとキレイにトレースできます。 おさらいをすると、このような特徴がございます。 …ここまで読んでもまったく意味が分からない方は 1. 写真を入れたい場合は、出来るだけ大きな画像を用意する 2. ロゴを入れたい場合は、ロゴの入った印刷物を当店に郵送する の2点だけでも覚えていただけると助かります。

のぼり旗のシワについて vol.01

先日、お客さまからのぼり旗の「シワ」が気になるので どうしたら良いですか?と、ご質問がありましたので 「シワ」をとる検証をしてみました。 ブログで紹介しているのぼり旗は検品時に拡げているので 折り目のシワが少し目立ちます。 ※写真は当店で2年ほど保管していたものです。シワが目立たなかったのでシワをつける為、 折り畳み、本の下に挟みました。(これが後で痛い事になります。) まずは、水につけて吊るして干す間にシワが無くなるのでは? という事でやってみました。 乾いた後、まったく変わりませんでした。(泣) ネットで調べていたらアイロンが使えるという情報があったのでアイロンをかけてみます。 (ご質問されたお客さまには「アイロンはやめた方がよいのでは?」と言ってしまいました。スミマセン) のぼり旗の裏面から「当て布」をして低温でかけていきました。 シワがきつい部分は中温にしてみたりしました。 ※アイロンの温度は「低温」から様子をみてかけてください。 シワは伸びたのですが、途中「中温」にした部分が縒れた感じになってしまいました。 普段、納品するのぼり旗はここまで折り目をつけていないので 「低温」で当て布をすれば大丈夫だと思います。 とはいえ、普段の納品時の状態で、近々再検証したいと思います。 追記:▶再検証の記事はコチラ  

スリムショートのぼり旗

当店ののぼり旗はスリムショートにサイズを変更することが可能です。 サイズは480×1,440ミリです。レギュラーサイズ(600×1,800ミリ)と同じ比率です。 写真は「いなり寿司(SUS045)」を文字変更したものです。のぼり旗印刷縫製料が一枚当たり3,790円(税別)と1デザインにつき文字変更デザイン料9,800円(税別)がかかります。  例)1.文字変更1デザインを3枚購入した場合。    文字変更デザイン料9,800円(税別)+印刷縫製料3,790円(税別)×3枚で21,170円   (税別)    2.文字変更2デザインを各1枚購入した場合    文字変更デザイン料9,800円(税別)×2デザイン+印刷縫製料3,790円(税別)×2枚で    27,180円(税別)となります。(2014.2.13日現在) 人通りが多い、のぼり旗を掲げるスペースが狭い、など 使い方によってサイズを選択してみてはいかがでしょうか? ちなみに横に立っているのは社長(180センチ)です。 追記(2013.04.17)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ご注文いただいた「河村屋」さまから 本日、お礼のお電話をいただきました。 その後、度々テレビに取り上げられているそうです。 河村さま、ありがとうございます。 河村屋 西新井大師、門前より華永路に入り、右4件目 営業時間:11〜17時(無くなり次第終了) 定 休 日:毎週月曜日(縁日や祭日と重なった場合は火曜日) 住  所:〒123-0841 東京都足立区西新井1-5-9

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