24.0.5秒で決まる。恐るべき無意識の壁を突破せよ

2018年04月17日

街を歩いている時にキラキラと煌くような清潔感を持っている人もいれば、もちろんその逆もあります。人は人と出会った瞬間に好き嫌いを判断します。だいたい根拠なんてありません。直感です。もしあったとしてもそのほとんどが後づけの理由だったりします。また悲しいかな「生理的に無理!」みたいな問答無用の烙印を押されてしまう場合もあります。「なんだよそれ!」と言いたくなりますがそもそも人間の判断力は限られていて『意識』の領域と『無意識』領域の割合はなんと3%対97%というのが、通説になりつつあるくらいです。

つまり人は物事の大部分を意識せずに『無意識で判断している』ということになります。そもそも脳の容量は決まっていて、いちいち確かめたり検討なんてしていられません。例えば『食わず嫌い』なんて言うのは、その最たるものです。人間は合理的な理由なく、判断していることがあるということになります。しかも約97%も。。そうです。いわゆる『決めつけ』で物事は判断されているのです。悪く言えば『レッテル』を貼りまくっているいうことでしょうか。

ステファニー・カシオッポ博士(シカゴ大学 認知・社会神経科学センター)はこう言っています。

「脳は過去の記憶や経験、イメージから瞬時に脳内をサーチして約0.5秒で好き嫌いを判断している」「脳は意識して考える前にすでに好き嫌いを決めている」

なんだか、北斗の拳の「お前はもう死んでいる」という名ゼリフみたいですね。笑

ということは、あなたのお店に入るかどうかの検討をされる前にすでに『好きか嫌いか』は無意識の領域で決まっているということです。もちろん新規のお客さんは決めつけます。まさに『食わず嫌い』

『チェーン店ぽいな→普通だろうな』
『さびれてるな→店員が暗いんだろうな』
『流行ってないな→選ばれない理由があるんだろうな』
『汚えな→服が汚れそうだな。お腹を壊すかもな』

心の中は容赦ありません。まずはその誰もが持つ『0.5秒の決めつけ』を突破して好きになってもらわなくてはいけないのです。いままで、あなたが入店して「よかったな」と思う店構えはどんなでしたか。その共通項を探し出してみませんか。終わりなきカイゼンの旅を楽しめるようになったらあなたのお店がさらに飛躍していくのももう目の前です。