18.スリムショートサイズを勧めるわけ

2015年05月28日

”業界のあたりまえ”というのは、得てして大した根拠がないことがよくあります。単に何かしらの基準がないと都合が悪いという業者側の都合で決められることもよくあります。もちろんその基準があるから、ムダが減ってコストが下がるということもあります。

では、のぼり旗のサイズについてはどうなのでしょうか。世の中に流通しているのぼり旗のサイズは幅が60cmで高さが180cmのものが最も多く出回っています。私たちは改めて「なんでこのサイズなんだろう?」と考えてしまいました。

例えばアメリカなどの建築物と比べると正直、日本の間口(土地・家屋などの正面の幅)はそんなに広くありません。それが原因なのでしょうか、街を歩いていると「なんか建物とのバランスが悪いな」と感じることがよくあります。若干、のぼり旗が大きすぎるのです。なんか「丈や裾が長過ぎる、中学1年生の制服」みたいな印象を受けるのです。

中学生は身体が大きくなっていきますがもちろん、店舗のサイズは大きくはなりません。なので、目安としてほとんどのお店があてはまる間口が4間(約7.2m)以下の店舗にはスリムショートサイズ(幅48cm×高さ144cm)をおススメしているのです。

大きさはレギュラーサイズのおよそ8割程度のこじんまりした印象ですがかといって小さすぎず、バランスのよい印象です。また、かえっておしゃれだと好評をいただいております。レギュラーサイズとスリムショートサイズ、どちらを選ぼうかと迷われている方はいわゆる普通と違うことを恐れずに、ぜひご検討いただければと思います。またサイズが小さい分、効果が小さくなったというご報告は今のところ、一切ありません。